事故防止のネット越しにドローンを操縦する出場者=那賀町小仁宇

 小型無人機ドローンの活用で徳島県版地方創生特区に認定されている那賀町で11日、ドローンレースの全国選手権予選大会(日本ドローンレース協会主催)が開かれた。四国での開催は初めてで、県内や愛知、山梨、高知各県などの愛好家延べ32人が操縦技術を競い、観客を沸かせた。

 那賀町小仁宇の工業団地内(5ヘクタール)にコースが設けられ、ドローンに搭載したカメラの視界を基に操縦するFPV部門(1周約180メートル)に10人、目視飛行部門(約50メートル)に22人が出場した。

 会場では約300人が観戦。最高時速130キロで飛行し、へアピンカーブやゲートを高速ですり抜けると、驚きの声や大きな拍手が起こった。

 レースの結果、FPV部門は藤本敏さん(42)=熊本市、目視部門は高梨智樹さん(17)=神奈川県厚木市=が制した。

 那賀高ドローン同好会の齊藤太一会長(15)は目視部門で1次予選を突破し、上位9人の2次予選に進む健闘を見せた。「うれしいが、全国のレベルに圧倒された。今後も練習を積んでレースに出たい」と話した。

 予選はこの日、那賀町をはじめ千葉県など全国4会場で一斉に行われた。FPV部門で各会場の1位と全体のタイム上位10人が、来年2月に長崎県で開かれる全国大会に出場する。