インターネットの偽の通販サイトでだまされる被害が徳島県内で相次いでいる。県警には、今年4~11月で132件の相談が寄せられた。ネットで買い物をする機会が増えるクリスマスや年末年始を前に、県警が注意するよう呼び掛けている。

 県警によると、相談件数は月平均で16・5件に上っている。最多は4月の26件で、6月と10月も20件を超えて多かった。最少は7月の5件だった。

 相談の内容は「注文して金を払ったのに商品が送られてこない」「注文した後に、サイトが消えて連絡が取れない」など。対象の商品はバッグやテレビ、バスケットシューズ、自転車、家具など多岐にわたっており、偽サイト被害で従来多かった高級ブランド品にとどまっていない。

 県警生活環境課によると、決済が銀行振り込みの前払いしかできなかったり、振込先の名義人がサイトの運営者と異なったりしている場合などに、偽サイトを疑う必要がある。極端に値引きされているサイトも注意が必要だという。

 本物の通販サイトをそのままコピーして作ったような偽サイトもあり、真贋(しんがん)を見分けづらいことも多い。検索サイトで商品名と「激安」「送料無料」などと入力すると、検索結果で偽サイトが上位に表示されることもある。

 同課の担当者は「偽サイトでだまされると被害金が戻って来ることはまずない。本当に信用できるサイトなのか、不自然な点はないか、注文前に細心の注意を払ってほしい」と話している。