乗降客を迎える色とりどりのシンビジウム=徳島駅

乗降客を迎える色とりどりのシンビジウム=徳島駅

 クリスマスや新年に合わせてJR利用客に華やいだ雰囲気を感じてもらおうと、JR四国は12日、徳島駅の改札口近くに洋ランのシンビジウムを展示した。ピンクや黄、白など色とりどりの花が並び、辺りはほのかな香りに包まれている。展示は2017年1月10日まで。

 美馬市の種苗メーカー・河野メリクロンが毎年この時期に提供しており、今年は10品種10鉢を並べた。気品のある高級品種「黄鶴の舞」や「マリーローランサン」をはじめ、花の形が愛らしい新品種の「グリーンドリーム」「ホタルのひかり」などが構内を彩っている。

 乗降客の中には、足を止めて写真を撮る人の姿も見られた。三好市井川町の主婦山下悦子さん(71)は「改札口を出たら美しい花々が迎えてくれ、心が明るくなりました」と笑顔で話していた。