戦国武将・三好長慶(1522~64年)の生誕地とされる三好市三野町で4日、恒例の「三好長慶武者行列まつり」があり、甲冑や陣羽織をまとった約200人が町内を練り歩いた。
地元住民や、長慶が畿内支配の拠点とした大阪府大東市の住民団体が隊列をつくり、三野町芝生の三野グラウンドから出陣。ほら貝と太鼓を響かせ、近くの商店街や住宅地など約3キロを歩いた。
地元の王地小学校の全校児童約50人も行進した。6年の笹岡煌介君(11)は「甲冑を着るのは楽しい。地元ゆかりの三好長慶を語り継ぎたい」と話した。
三野グラウンドでは、居合道の演武や和太鼓演奏もあり、大勢の来場者でにぎわった。まつりは地元住民でつくる実行委が2011年から毎年開いている。