上勝町は、菌床シイタケの販売不振で経営が悪化した第三セクター「上勝バイオ」に多額の町費を投入した責任を取るとして、花本靖町長の給与を来年1月から2カ月間50%カットするなど、特別職の給与を減額する。12日開会した町議会12月定例会に関連条例の改正案を提案した。花本町長は、来年1月での休業が決まっていた同社が、新しい経営体制で2月にもシイタケの生産を再開することを明らかにした。

 給与カットは、町長のほか、森周一副町長が20%、立川信彦教育長が10%で、ともに1月から2カ月間。

 上勝バイオに対して町は、9月定例会に再建支援補助金1億5千万円を提案し、可決された。2014年度には2億6千万円を追加出資している。花本町長は「これまで多額の町費を投入し、町民に長期にわたって心配をかけた。再建案がまとまった機会に、町長として一定のけじめを付けたい」と述べた。

 また、花本町長は上勝バイオの再建計画について、15日に開かれる同社の臨時株主総会で菌床シイタケ生産者でつくる「サンマッシュ櫛渕協同組合」(小松島市)の浜田光且代表理事が新社長に就くことを説明した。他に同組合から取締役を1人招いて年内に栽培棚などを改修し、来年2月ごろから生産を行うとした。

 サンマッシュ櫛渕協同組合は、現小松島市長の浜田保徳氏が中心となって2001年に設立し、浜田氏が代表理事を務めていた。光且氏は浜田市長の長男。