LEDと阿波踊りが共演するパフォーマンスの練習をする踊り子=12日、徳島市のふれあい橋

 徳島市で16日開幕する光の祭典「徳島LEDアートフェスティバル2016」に、阿波踊りが「作品」として登場する。女踊りの衣装に取り付けたLEDが鳴り物の音に反応して点滅し、暗闇に踊りの軌跡が浮かび上がるというユニークなパフォーマンスが披露される。

 制作したのは、電子機器を使った人物のパフォーマンス作品などを発表しているドイツ在住の芸術家ベノワ・マーブリーさん(69)で、作品名は「Awa Odori 3000」。有名連・蜂須賀連の踊り子4人と鳴り物の5人が出演する。

 編(あ)み笠(がさ)や浴衣などの衣装に、受信装置とつながったLEDを装着。三味線や笛、太鼓などの音の高低に合わせてさまざまな色の光が点滅し、踊りの躍動感を際立たせる趣向だ。

 マーブリーさんは、妻で芸術家のズスケン・ローゼンタールさん(60)が神山町で開かれている神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)の招待作家だった縁で来県したことがある。インターネットでアートフェス開催を知り、阿波踊りとの共演を思い立ち、KAIRに打診。神山町の桜花連を通じて蜂須賀連の出演が実現した。

 蜂須賀連の踊り子たちは12月に入ってマーブリーさんと練習を重ねてきた。青木愁子さん(40)=徳島市上助任町、保育士=は「こんな斬新な演出は初めて。本番で踊るのが楽しみ」と意欲を燃やす。

 マーブリーさんは「最新技術と伝統的な踊りが融合した新たな試み。ぜひ見てもらいたい」と話している。

 踊りは16~18日の午後7時半、8時、8時半(18日は各回1時間繰り上げ)から10~15分。7時半(18日は6時半)の公演は新町川水際公園周辺、16日8時と17日8時半は両国橋西公園、18日7時は新町橋東公園で行う。残りはサプライズ公演として場所を伏せている。