徳島大生と県警が作成したポスター

 犯罪や交通事故の被害者支援を考える徳島大の団体「被害者支援につなぐ会 TSUNAGU(ツナグ)」が、徳島県警と共同で被害者支援を啓発するポスターを作った。昨年に続いて2回目。被害に遭って苦しむ人への理解を深めてもらうのが狙い。県警本部や県内各署に掲示されている

 ポスターはA4判。デザインはツナグ代表の大学院総合科学教育部臨床心理学専攻1年の富永美咲さん(23)が担当した。被害に遭った人の心に見立てた、一部が欠けて中身が空になったハートを警察官が満たしている様子を描き「心から 笑えるあなた みたいから」と、県警の犯罪被害者支援スローガンが記されている。

 ツナグは、被害者の心理などを研究している内海千種准教授と、被害者支援に関心がある学生が2013年5月に結成した。現在は16人が所属し、大学祭で講演会を開くなどの啓発活動を行っている。

 9月に県警犯罪被害者支援室が今年のスローガンに合わせたポスターの制作をツナグに依頼。支援室の担当者と学生が絵の構成や表情、文字の配置などについて話し合いながら仕上げた。

 富永さんは「事件や事故を人ごとと思わず、少しでも身近に考えるきっかけにしてほしい。身近に感じてもられえれば、被害者や支援に対する理解や態度も変わると思う」と話している。