指定管理者が事業撤退の意向を伝えていたことが分かったモラスコむぎ=牟岐町灘

 牟岐町灘の貝の資料館・モラスコむぎの指定管理者を務める「ノアむぎ2000」(同町灘)が2017年3月末で契約を更新せず、事業から撤退する意向を町に伝えていたことが分かった。会社自体も来春以降、解散する方針。町は来年1月から、新たな指定管理者を公募する。

 竹本晴繁社長は、徳島新聞の取材に「赤字がかさみ、これ以上の事業継続は困難と判断した」と話した。町との契約は3年間で、19年3月末が今期の契約満了だったが、1年ごとに行っている契約更新に合わせて、撤退を申し出たという。

 ノアむぎ2000はは牟岐東、牟岐の両漁協や町商工会などの共同出資会社で、モラスコむぎに指定管理者制度が導入された2006年度から、一貫して運営を担ってきた。初年度は8480人の入館者があったものの、15年度は半分以下の3991人に減少し、経営が悪化していた。

 同町沖のダイビング事業も6月末で休業しており、モラスコむぎの運営業務が終了する来年3月以降、解散の手続きを進めるという。

 町はモラスコむぎの次期指定管理者候補について、事業の提案内容によって決める公募型プロポーザル方式で募集する。新たな指定管理者が決まらなかった場合の対応について、町産業課は「全くの未定」としており、4月以降休業を余儀なくされる可能性もある。