[上]「加茂町の歌」を作った納田さん夫妻[下]地元の文化祭で「加茂町の歌」を歌うハッピーレディース=徳島市の加茂コミュニティセンター

[上]「加茂町の歌」を作った納田さん夫妻[下]地元の文化祭で「加茂町の歌」を歌うハッピーレディース=徳島市の加茂コミュニティセンター

 徳島市春日2の納田亘さん(92)華子さん(88)夫妻が、春日や田宮、矢三などの加茂地区の風景を歌った「加茂町(ちょう)の歌」を作った。鮎喰川や吉野川に近く、緑の多い自然豊かな地区の魅力を表現した。早速、地元の女性合唱グループが地域のイベントで披露している。

 歌は2番まで。1番は「みどりたなびく/やまありて/そのなをびざんとよまれてひさし」、2番は「しみずながれる/かわありて/そのなをあくいがわとよまれてひさし」などと地域の自然を描写。「アアアア/かものまち/われらのほこり/かものまち」と結んでいる。

 亘さんは退職後、趣味のパソコンで作曲に取り組んでおり、1998年には、華子さんと歌詞を考え、地元の風景を題材に「春日讃歌」を制作した。地元の女性合唱グループ「ハッピーレディース」が2014年から地域の文化祭などで披露しており、好評を得ている。

 このため「地域を広げ、より多くの人に歌ってもらえる曲を」と第2弾を作った。今年11月にあった地元の文化祭などでハッピーレディースがお披露目した。

 ハッピーレディース代表の杉崎弘さん(78)=同市春日2=は「子どもからお年寄りまで親しめる歌だと思う。福祉施設や保育施設などいろんな場所で歌いたい」と喜ぶ。

 納田さん夫妻は「多くの人に聞いてもらい加茂地区の良さを知ってもらえれば」と話している。