住民向けに地域の魅力を紹介する新聞を発行している植木さん=那賀町木頭北川

 那賀町地域おこし協力隊の植木弥生さん(34)=広島市出身=が、担当する木頭地区の住民に向けて、地域の魅力を紹介する新聞を6月から毎月発行している。自身の活動のほか、同地区での生活を通して発見したことや驚きなどをつづっており、「住民が気付いていない地域の魅力や宝を、活字にすることで知ってもらいたい」と意気込んでいる。

 A4判1ページ。同地区の回覧板で毎月620部を配布している。町広報誌に掲載している活動報告で書き切れない自分の思いや、地区外出身者から見た「気付き」を知ってもらおうと企画した。タイトルは「協力隊まーち新聞」で、3月生まれの自身のニックネームから付けた。

 記事では、同町木頭北川の山村留学センター結遊館の管理をはじめ、木頭ゆずの収穫体験会や、古民具を活用した田舎暮らしの知恵を紹介するワークショップを開くといった活動を報告。住民とアユ捕りや柿渋作りなどをして交流する様子も紹介しており、自分が覚えた木頭弁や地元食材を使ったレシピのコーナーもある。

 植木さんは高知大を卒業後、自然体験を通じた子どもの教育に関わりたいと、兵庫県南あわじ市の国立淡路青少年交流の家で勤務した。2015年に木頭の暮らしに触れる体験会に参加して引かれ、協力隊に志願。今年4月に着任した。

 植木さんは「新聞を読んでくれた住民から声を掛けられるようになり、住民との距離も近づけた。任期中は発行を続けたい」と話した。