15日のオープンに向けて工事が進むキョーエイ三ツ合橋店=徳島市南田宮2

 徳島県内スーパー大手のキョーエイ(徳島市)は15日、徳島市南田宮2に三ツ合橋店をオープンさせる。新店は2015年12月の上中店(阿南市)以来約3年ぶり。一方、近くの佐古店(徳島市佐古三番町)を施設の老朽化などで7日に閉店する。店舗数は香川県1店を含めて32店。

 三ツ合橋店は鉄骨平屋で、売り場面積は1728平方メートル。昨年閉店した「ママの店田宮店」の敷地と建物を購入し、建て直した。

 周辺に単身世帯が多いことから総菜などの品ぞろえを強化し、簡単な調理ですぐに食べられる魚料理を提供する「フィッシュデリ」を初めて設ける。鳴門で水揚げされた魚をその日のうちに店頭に並べ、青果はバイヤーによる産地からの直接仕入れを充実させる。

 36席のイートインコーナーにカフェとキッズスペースを併設。パンや総菜など5点以内であればカフェで精算できるようにして利便性を高める。客が会計処理するセミセルフレジは6台導入する。

 佐古店は1973年12月オープンで、現行の耐震基準を満たしておらず老朽化が進んでいたため、地主との契約満了に伴い閉店することにした。従業員は全員、三ツ合橋店に移る。