沿岸部と内陸地の連携による津波防災について話し合ったタウンミーティング=阿南市福井町の福井公民館福井南分館

 沿岸部と内陸地が連携し、津波防災などについて考えるタウンミーティング(徳島大地域創生センターなど主催)が18日、美波町由岐地区と阿南市福井町小野地区であり、両地区の住民ら50人が交流を深めた。

 美波町西の地の由岐公民館で事例報告などがあった。同センターの井若和久学術研究員らが、南海トラフ巨大地震による津波で由岐湾内地区は99%が浸水するとされ、地元の自主防災会が高台移転を想定した住宅団地のデザインコンペを行ったことなどを説明した。

 農山漁村の活性化などに取り組む熊本大の徳野貞雄名誉教授(農村社会学)は、由岐湾内、小野各地区の調査結果から、高齢者の子や孫の世代の6、7割は徳島市以南に住んでいることを説明。「日頃のつながりが密なほど被災後の復興も早くなる」と訴えた。

 参加者は、バスで小野地区の福井公民館福井南分館へ移動し、意見交換。由岐地区と小野地区は古くから住民同士の交流があったことを振り返り、今後は共同して防災訓練を行うことなどを話し合った。