徳島市の吉野川河口では、スジアオノリを養殖する網入れ作業が最盛期を迎えている。漁師はノリの胞子を付着させた「種網」を、川底に差した支柱に手際よく取り付けていた。

 
 

 毎年30トンを出荷している徳島市第一漁協の田村弘則組合長(48)は「9月の台風の影響で川の水が濁ったり、増水したりして作業が10日ほど遅れた」と話す。12月初めに予定している収穫開始時期がずれ込む可能性があるという。