アルカシア建築賞の住宅部門で入賞した住宅=徳島市丈六町

 徳島市国府町中の建築家新居照和さん(62)、ヴァサンティさん(57)夫妻が設計した住宅が、アジア建築家評議会が主催する2016年度「アルカシア建築賞」の住宅部門で、金賞に次ぐ「オナラブルメンション」を受賞した。

 新居さん夫妻が受賞した作品は、2002年にリフォームを手掛けた徳島市丈六町の築約20年の2階建て木造住宅。県産スギの窓枠と、熱や紫外線を通しにくい特殊ガラスを使用し、吹き抜けの明るく開放的なリビングルームを設けた。自然換気だけで外気が室内を循環する構造で、庭には生活排水を浄化した水が流れる。

 アジア建築家評議会はアジア19カ国の建築家が所属する。建築賞には世界各国の建築家から全10部門に391点の応募があり、新居さん夫妻の作品は「アジアの文化や歴史、持続可能な発展に貢献するモデルになる」と評価された。

 受賞作品は、13年にも日本建築家協会の環境建築賞で優秀賞を受けている。夫妻は「自分たちの仕事がアジアでも通用することが分かった。リフォームから14年たっても古く感じられず、環境に調和し機能も狙い通り発揮している」と喜んでいる。