佐那河内村教委は、同村下の佐那河内小学校と佐那河内中学校に小中一貫教育を導入する方針を固めた。一貫校への早期移行に向け、近く検討委員会を設ける。19日に村長と村教育委員らによる村総合教育会議が村農業総合振興センターであり、村教委の方針を了承した。導入時期は未定。

 総合教育会議では、佐那河内小・中学校の大島千文校長らが、一貫教育の利点として▽教職員が9年間の見通しを持って指導でき、子どもの学力、体力の向上が図れる▽地域について学ぶ「ふるさと学習」推進といった特色ある学校づくりができる-などを説明した。

 両校では2016年度から両校教員が合同で研究授業を行ったり先進地視察に出向いたりしていることも報告された。

 反対はなく、全員が方針を了承。「一貫教育が安定して続くようにコーディネート役の配置を県教委に求めてはどうか」などの意見が出た。

 検討委は、教育委員をはじめ、村議会やPTA、住民団体代表、有識者、教職員、学校評議員ら約20人で構成する。導入時期や、ふるさと学習の進め方などについて議論する。村教委の福岡俊和教育長は「学校も熱心に取り組んでくれている。保護者や地域の理解を得て進めたい」と話した。

 両校は11年度から一体の校舎となったが、一部の授業や行事での連携にとどまっていた。

 県内では那賀町が17年度から木頭小、木頭中に一貫教育を導入する方針を示している。