徳島県西部をモデルに過疎地の医療や薬の提供体制の充実を目指す「過疎地域における医療提供体制に関するプロジェクトチーム」の初会合が21日、県庁であった。県の担当部局や地域医療の関係者ら9人が参加し、課題を報告した。

 三好市の木下大東祖谷・西祖谷山村診療所長は、寝たきりや車を運転できない高齢者から「薬だけ送ってほしい」といった要望が多く、家族から状態を聞き取った上で薬を処方する例があることを報告。「交通の便が悪い上、冬場は積雪で外出しにくいのだろう」と述べ、医療難民の増加に懸念を示した。

 出席者は薬剤師や保健師、訪問看護師らとの情報共有の方法や、在宅医療の提供に必要な人材確保策についても意見交換。会合を重ね、他の過疎地のモデルとなる課題解決策を検討する。