美馬市美馬町の国道の三頭トンネルで居眠りをしてワゴン車を運転し、対向の軽乗用車と衝突して5人を死傷させたとして、徳島地検は22日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で、牧田久前美馬市長(75)=同市美馬町柿木、5月16日付で辞職=を徳島地裁に起訴した。

 起訴状などによると、5月5日午後4時14分ごろ、同市美馬町上野田ノ井の三頭トンネルで居眠り状態で運転をし、中央線をはみ出して対向の軽乗用車と正面衝突。軽乗用車に乗っていた4人のうち高松市の70代夫婦と70代男性の計3人を死亡させ、70代女性に6カ月の重傷、ワゴン車に同乗していた70代の妻に2カ月の重傷を負わせたとしている。地検は認否を明らかにしていない。

 牧田被告は県警の調べに対して容疑を全面的に認め「一方的な過失で事故を起こした。相応の罰を受ける」などと供述。県警は9月1日に同法違反容疑で書類送検していた。

 事故は、牧田被告が帰省していた長男家族を高松空港まで送った帰りに起こった。現場は普段からよく通る道だったという。