浄瑠璃人形と西洋音楽の組み合わせで演じられた劇=徳島市の阿波十郎兵衛屋敷

 人形浄瑠璃の木偶と西洋音楽を組み合わせた人形劇「賢者の贈り物」が24日、徳島市の阿波十郎兵衛屋敷で上演され、約130人がめったに見られない芸術家たちの共演を楽しんだ。

 劇は、妻が自慢の髪を売って夫のために懐中時計の鎖を買い、夫が懐中時計を売って妻の髪飾りを買う-という物語で、オー・ヘンリーの短編小説を基にした。

 ピアノ演奏でクリスマスソングが流れる中、人形遣いの勘緑さんらが洋服を着せた木偶を遣った。ソプラノ歌手の井上ゆかりさんが妻の気持ちを歌い上げ、ジャズトランペット奏者の林郁夫さんが夫の心情をトランペットで奏でた。

 玉有美智子さん(67)=小松島市坂野町楠塚、主婦=は「想像を超えた素敵な舞台。最高のクリスマスイブになりました」と余韻に浸っていた。

 劇は、勘緑さんと阿波十郎兵衛屋敷が、浄瑠璃人形と他分野の芸術を組み合わせる「じょうるりセッション」として企画した。