逆アーチ状につるされた干し柿=つるぎ町半田長野

 つるぎ町で特産の干し柿作りが最盛期を迎えている。生産者宅の庭や軒先にオレンジ色の実がつるされて山里を彩り、本格的な冬の訪れを告げている。

 同町半田長野の農業田村兼雄さん(78)方では、11月上旬に渋柿「一宇大和柿」約3千個を収穫。皮をむいて同月下旬、自宅内の干し場(幅約1・5メートル、奥行き約11メートル)につるした。長さ1・5メートルほどのひもに25個ずつ実を結び、風で揺れた際にひもに触れて傷が付かないよう逆アーチ状にして並べている。

 剣山から吹く寒風に1カ月ほどさらして乾燥させ、12月下旬から1月下旬にかけて町内の産直施設などで販売する。今年は実の水分が多いため、乾きが遅く、例年より出荷が遅れているという。

 同町半田、一宇両地区で20戸ほどが干し柿を生産している。JA美馬端山事業所によると、関西や県内に出荷され、1キロ3000~3500円で販売される。