2016年に徳島県内で車両運転中(バイク含む)の携帯電話使用が原因で起きた人身事故は11月末時点で48件で、負傷者は62人に上り、いずれも過去10年で最多となった。スマートフォンの普及に伴い、運転中に画面を見ていて追突事故を起こす例が目立ち、県警が注意を呼び掛けている。

 県警交通企画課によると、携帯使用中の人身事故は件数、負傷者とも13年から3年連続で増加している。

 48件の内訳は、かばんに入れた携帯電話を取り出そうとしたり、着信に気を取られたりしての事故が34件(前年27件)。メールやインターネットなどの画面注視が11件(5件)、通話が3件(5件)だった。

 事故は追突が36件で75%を占めるほか、正面衝突や歩行者との接触もあった。負傷者はいずれも軽傷だったが、8月にはスマホ向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながら運転していた男の車にはねられて70代女性が死亡する事故があった。携帯電話使用中の死亡事故は08年以来。

 交通指導課は、通話での摘発が減る一方、画像注視での摘発が増加傾向にあるとして「運転中の通話やスマホの画面操作は前方不注視となって大変危険。必ず停車してから使用して」と呼び掛けている。