海陽町の浅川湾で養殖されていたイセエビ約210キロが盗まれたことが26日分かった。被害額は160万円を超えるとみられ、浅川漁協は徳島海上保安部美波分室に通報した。

 浅川漁協によると、イセエビは組合員5人が養殖していた。被害はいずれも17日までに発生した。

 70代の男性組合員は約170キロが被害に遭った。湾内に設置している養殖網4カ所のうち、最も大きなエビのあった網の中身が全て盗まれていた。8日に網を確認したときは異常はなかったが、17日午前10時ごろに見るとエビがいなかったという。他の組合員4人は11~17日ごろ、養殖網で育てていた計約40キロが被害に遭った。

 イセエビはこの時期、おせち料理の食材として需要が高く、卸値は年間で最も高い1キロ8千円程度に上がる。70代の男性組合員は「今季は赤字になるかもしれない」と肩を落としている。

 漁協は、組合員による見回りを強化するとともに、監視カメラを設置することも検討する。