食品充填(じゅうてん)機メーカーの四国化工機(北島町)は26日、プラスチック容器製造の東洋科学(東京)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。東洋科学は大手食品メーカーにマーガリンなどの容器を供給しており、四国化工機グループ内の紙製容器の製造技術と合わせて付加価値の高いオリジナル容器の開発を進める。

 四国化工機による全株式取得に伴い、東洋科学の100%子会社である東洋成型(茨城県阿見町)もグループに入った。取得額は非公表。

 四国化工機は食品充填機製造のほか、包装資材、食品の計3事業を展開。包装資材事業では、紙カップ製造の四国パック(静岡県富士市)がグループにあるが、プラスチック容器については企画や開発、仕入れ販売にとどまっていた。

 今後はグループ内でプラスチック容器を製造でき、製品開発も迅速に進められる。東洋科学や東洋成型の技術を活用し、紙とプラスチックの複合容器など付加価値の高い製品も開発する。

 東洋科学は1962年に設立され、大手食品メーカーに容器を供給しているが、後継者問題などで単独では事業発展が困難と判断。他社との連携を模索していた。

 現在、東洋科学の社員は60人、東洋成型は21人。両社とも社名は変更せず、社長には26日、植田滋四国化工機社長が就いた。両社の2016年度の売上高は計24億円の見通し。

 四国化工機は「食品メーカーに新しい容器を提案することで、充填機の需要喚起にもつなげていきたい」としている。