プロ野球で日本一に輝いたソフトバンクホークスの抑えの切り札・森唯斗投手は徳島県海陽町出身です。
森投手の名前が徳島新聞に初めて登場するのは2003年夏の「こども野球のつどい」。こども野球のつどいは少年野球の県内一を決める大会で、森投手が所属する海南クラブ(海南町=現海陽町)は優勝しています。優勝時の紙面では森投手の活躍が写真付きで取り上げられ、森投手は「よく守ってくれたみんなに応えたかった」と語っています。
15年前、地域の友だちとともに汗を流していた野球少年は、日本一の抑え投手となりました。蔵本球場(徳島市、現JAバンク徳島スタジアム)のマウンドは、ヤフオクドームやマツダスタジアムへのマウンドへとつながっていたんですね。
この決勝戦では、もう一つエピソードがあります。対戦相手の見能林スポーツ少年団(阿南市)の主砲は杉本裕太郎選手でした。名前を聞いてピンと来る人もいるかもしれません。現オリックスバファローズの杉本選手です。
15年前、こども野球のつどいの決勝で対戦した2人はプロ野球選手になりました。ソフトバンクとオリックスは同じパリーグ。ぜひ公式戦で2人の対決を見たいと思います。(#夕刊編集部)