護摩堂で護摩木を燃やす谷口副住職。31日から「八千枚護摩」に挑戦する=阿南市新野町の平等寺

 四国霊場22番札所・平等寺(阿南市新野町)の谷口真梁副住職(37)が31日から1月21日まで、真言宗で最も厳しい修行の一つとされる「八千枚護摩」に挑戦する。約3週間にわたって食事を制限して不動真言を10万回唱え、一心不乱に護摩木を燃やす荒行。谷口副住職によると、肉体的にも精神的にも過酷なため、県内でこの修行に挑む僧侶はほとんどいないという。

 八千枚護摩は「8千回の生まれ変わりを果たし、悟りを開いた」とされる釈迦の御利益を得るための修行。

 31日午後4時から本堂で行い、一般公開される。谷口副住職は煩悩を意味する108枚の護摩木を毎日3回、不動明王像前で燃やし、最終日の結願の日には約8千枚を焼き尽くす。修行中に計1万9035本の護摩木を燃やすことになる。

 食事は最初の2週間は朝昼の精進料理のみ。3週間目からは野菜だけとなり、最終日は断食する。

 谷口副住職は高野山大(和歌山県)在学中の2000年2月、僧侶になるために課される100日間の過酷な修行「四度加行」を体験。「厳しい修行を再びやり遂げることで、初心に立ち返りたい」との思いから今回、八千枚護摩に挑むことを決意した。

 谷口副住職は「初詣の参拝者に御利益を届けることができれば」と話している。