定期演奏会に向けて練習に励む阿南第九の会=阿南市那賀川町苅屋の那賀川社会福祉会館

 阿南市の市民合唱団「阿南第九の会」が、1966年に市の歌として制定された「阿南市民の歌」を合唱曲に編曲し、来年1月8日に市情報文化センターコスモホール(同市羽ノ浦町)で開く定期演奏会で披露する。50年がたち、現在では市民になじみが薄くなっている歌に再び光を当てようと、会員は練習に励んでいる。

 歌は、合併前の旧阿南市が市民の古里意識の高揚を図るため、1960年に市民から歌詞や曲を公募し、66年に完成した。軽快なメロディーに乗せ、津乃峰や橘など市内の地名と風景を歌っている。当時、市内の小中学校や文化団体に楽譜を配布したが、最近は歌われることがほとんどなくなっていた。

 第九の会は2006年結成。市内を中心に70人の会員が、定期演奏会や県内の催しで歌声を披露している。今年で結成10周年を迎えた記念として、メンバーから市民の歌を”復活“させるアイデアが持ち上がった。

 会と親交のある作曲家で元徳島文理大非常勤講師の真鍋順紀(よしとし)さん(71)に依頼し、混声4部合唱曲として編曲してもらった。4月から週1回、同市那賀川町苅屋の那賀川社会福祉会館に集まって練習を重ねている。

 第九の会代表の真鍋一紀さん(43)=徳島市名東町2、会社員=は「歌を聞いて市に愛着を持ってもらうとともに、広く歌われるようになればうれしい」と話している。

 演奏会は午後2時から同3時半まで。入場料千円(高校生以下無料)。