新潟戦を前に今シーズンの戦いなどを振り返るロドリゲス監督

 11日のホーム最終戦に臨む徳島のロドリゲス監督に、試練が続いた今シーズンの戦いや今節の新潟戦のポイントについて聞いた。

 -10月以降、急ブレーキが掛かった要因は。

 説明するのは難しい。ただ、試合数の差もあってプレーオフ進出を争う上位との勝ち点差がなかなか詰まらず、そのことが選手にとってプレッシャーになっていたのかもしれない。

 -今季は前半戦から苦しい戦いが続いた。

 ボール支配率など数字を見るともっと上位にいていいはずだが、得点が取れなかった。移籍や故障でFW不在となり、打開を模索する中でDFのブエノを起用するなどした。

 -ウタカやバラルが加入し、戦い方が変わった。

 チームの目標は昇格であり、勝ち点が必要だった。前の2人にあずける形に変えて勝ち点は取れた。それまでは主導権を握っていても負けていた。ジレンマだ。

 -来季の昇格はなくなったが、ファンは残り2試合も勝利を期待している。

 良いサッカーを見てもらい、苦しんだけれども格別悪いシーズンではなかったということを示したい。できるだけいい順位で終わり、今後につながる大きな学びの1年としなければいけない。

 -新潟戦ではどんなサッカーを見せたいか。

 昨年から積み重ねてきたやり方でいく。新潟は縦に速いチームなのでカウンターをさせないよう、まずは良い攻撃をすることが大事。チャンスでしっかりゴールを決め、サポーターの皆さんを楽しませたい。