徳島県は10日、鳴門市大麻町のレンコン田で、4月に兵庫県豊岡市で生まれたコウノトリの雄1羽が両脚を骨折しているのが見つかったと発表した。徳島市のとくしま動物園北島建設の森に運ばれ、治療を受けている。
県などによると、10日午前7時半ごろ、コウノトリがうずくまっているのを鳴門市内の男性が発見し、県内の官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会に連絡。県や市の職員らが保護し、同園に運んだ。
獣医師が検査したところ、両脚とも骨折し、筋肉と皮膚の一部でつながっている状態だった。何かにぶつかったとみられる。
コウノトリは6月に巣立ち、10月末に鳴門市大津町に飛来。今月6日にも市内で確認されていた。