試験業務のため来県し、飯泉嘉門知事(左)と面会する消費者庁の板東久美子長官=県庁

 徳島県庁で大規模な試験業務を進めている消費者庁の板東久美子長官が5日来県し、飯泉嘉門知事と面会した。板東長官は報道陣の取材に対し「いろいろな業務を多角的に見ながら、具体的な形で試行、検証したい」と述べ、29日まで約1カ月間に及ぶ試験業務に意欲を示した。

 板東長官は県庁3階の応接室で知事と面会し「大変お世話になります。よろしくお願いします」とあいさつ。知事も「2度目の来訪をお待ちしていました」と歓迎の言葉を述べた。

 その後、板東長官は報道陣の取材に応じ、試験業務の狙いについて「情報通信技術(ICT)を活用して業務が支障なくできるかを確認し、併せて徳島が積極的に取り組んでいる施策の実地を見て消費者行政全体の状況を把握したい」と説明。霞が関の働き方改革や業務改革につなげる考えも示した。

 また、3月に神山町で行った試験業務に比べ、職員の参加人数などの規模が拡大したことを踏まえ「各課の課長や中心になる人が勢ぞろいする予定で、本格的な業務試行は初めて。幅広く、いろんなことを想定しながら検証できるのではないか」と期待を寄せた。

 専用回線を導入したテレビ会議システムの活用に関しては「業務によって向き、不向きがある」と語り、今回の試験を通じて確認する考えを強調。「他省庁や団体とのやりとりが必要な業務もICTの活用だけでできるのかどうかしっかり見極めていきたい」と指摘した。