徳島県庁で大規模な試験業務を行っている消費者庁は8日、約4週間にわたる試験の最初の1週目を終えた。ウェブ会議システムなどの通信面で大きな支障は出ていない。
同日、取材に応じた同庁の小堀厚司広報室長によると、各課ともウェブ会議システムや電話、メールを使い、東京に残っている職員と連絡を取り合いながら業務を進めている。消費者行政に関する県の取り組みやさまざまな法律、制度に対する認知度などを確認するため、県や県内の事業者と意見交換も行ったという。
試験業務の目的の一つでもある働き方改革については「政府が目標とする午後8時消灯をほぼ守れている」と説明。「東京では慢性的に残業をしてしまいがち。この機会に早めに帰るよう、職員に周知したい」と話した。
小堀室長は1週目の試験業務を総括し「現時点で評価する段階ではない。業務を行う中で出てくる課題を検証していきたい」と述べた。