徳島ヴォルティスのホーム最終戦が行われた11日、試合前の鳴門ポカリスエットスタジアムでは、今季プロになったルーキーたちがスーツ姿で奮闘していました。
「新人研修中」のたすきをかけた井澤春輝選手と坪井清志郎選手。クラブスタッフに連れられて、関係者入口やグッズ売り場などを見学した後、メインスタンドの入場口と再入場口にスタンバイし、来場者に対応するスタッフの仕事を体験します。クラブによると、新人選手が毎年ホームゲームで行っている研修だそうです。(※この時間、渡井理己選手はサイン会のため、不在でした)
この試合の来場者プレゼントであるポストカードを観客に配ったり、再入場時の確認で必要なスタンプを手の甲に押したり。一人一人に笑顔を向け、子どもには目線を合わせる優しい対応も。来場者は「研修中?」「ピッチでの活躍期待しとるよ」と声を掛け、一緒に写真を撮るなどしていました。
井澤選手は「ピッチ外での仕事の大変さが分かり、来場した皆さんに声を掛けてもらって頑張ろうと思いました。今季は残り少ないですが、来年に向けて早くピッチで活躍する姿を見せられるように頑張ります」。坪井選手は「運営の仕事をしてみて、大変さと、支えてくださる人への感謝の気持ちをあらためて感じました。頑張ってくださいと言ってもらえてうれしかった。早く試合に出て、点を取れるようになりたいです」と話していました。
シーズン当初よりも体が一回り大きくなったような気がする2人。ピッチでの躍動が楽しみです。