エシカル消費について理解を深めた「エシカル・ラボin徳島」=徳島市のホテルクレメント徳島

 人や社会・環境に配慮した消費行動「エシカル消費」を学ぶシンポジウム「エシカル・ラボin徳島」(消費者庁主催)が24日、徳島市のホテルクレメント徳島を主会場に開かれ、テレビ会議システムで結んだ東京会場と合わせて約270人がエシカル消費の現状や課題について理解を深めた。

 冒頭、河野太郎消費者行政担当相がビデオ出演し「消費者庁の試験業務も残り1週間。徳島はエシカル消費について若い世代の人材育成に取り組んでおり、全国でも盛り上げたい」とあいさつ。板東久美子長官は「一人一人の消費行動の積み重ねが社会を大きく変える」とエシカル消費の重要性を訴えた。

 パネルトークでは飯泉嘉門知事をはじめ、テレビ会議システムで鳥取県から参加した平井伸治知事ら5人が発言。飯泉知事は地方から発信する意義について「生産と消費の関係が近く、産地への思いやりを行動に移せる」と強調。平井知事はエシカル消費の普及に向けて「共感の広がりや商品の競争力向上が重要だ」と述べた。

 加渡いづみ四国大短期大学部准教授は、高校生に消費者問題を学んでもらう「街角コンシューマー・カフェ」の試みを紹介。城西、徳島商業両高校の生徒や一橋大の学生による活動発表もあった。

 エシカル・ラボは昨年12月に東京で第1回を開催。2回目の今回は消費者庁が試験業務を進める徳島と東京、鳥取の3会場をテレビ会議システムで結ぶ試みだったが、映像、音声ともにトラブルなく終えた。