ケイトウ栽培の担い手を確保する方策を話し合うメンバー=那賀町延野の相生生活改善センター

 那賀町の相生地区などで栽培されている県産ケイトウの担い手が減っているのを危惧した若手生産者が、後継者の確保と育成に取り組む新たな組織を発足させた。新規営農希望者を募り、支援などを行う。第1弾として14日午後2時と7時から、希望者向けの説明会をJAアグリあなん相生支店(同町延野)で開く。

 団体名は「次世代につなげる農業を守る会『相花夢』」。那賀町や阿南市でケイトウを栽培する30~50代の8人で結成した。

 JAアグリあなんケイトウ部会によると、県内の生産者はピークだった2003年の124人から、49人(18年10月26日時点)に減少。出荷量も03年の439万本から、今年は219万本に落ち込んでいる。こうした状況に危機感を抱いた若手が、部会に担い手確保の必要性を訴え、組織を設立した。

 盆や彼岸の仏花として需要があるケイトウは生育が早く、4~6月ごろに種を植えてから約3カ月で出荷できる。花卉品種としては比較的収益率が高いという。ただ台風の影響で被害が出るなど不安定な面もある。

 今後は、町広報誌やケーブルテレビなどを通して営農希望者を募る。ベテラン生産者による指導のほか、人手不足の生産者を有償で手伝うなど、態勢を整えて3年後に計250万本の出荷を目指す。

 岡﨑政也会長(51)は「先輩が質の高い商品を作り、県産ケイトウの信用を築いてきた。団結して生産量を増やし、産地を守りたい」と話している。説明会は事前申し込み不要。問い合わせは相生支店<電0884(62)0034>。