徳島大と四国大の阿波踊り連に所属している学生有志26人が合同連をつくり、27、28両日、東京の高円寺阿波おどりに参加する。演舞場に踊り込むほか、ボランティアスタッフとして運営にも協力する。学生たちは「本場の美しい踊りで観客を魅了したい」と意気込んでいる。
参加するのは徳島大の雷連と化応連、四国大学連のメンバー。27日はJR高円寺駅北側の「ひがし演舞場」を皮切りに約3時間、駅周辺で踊る。28日は各演舞場で連の誘導などに当たる。
両大の学生は、高円寺阿波おどりで10年以上ボランティアスタッフを務める阿部知彦さん(32)=石井町高川原、徳島市職員=から誘われ、2013年から参加。東京の学生連に加えてもらう形で踊っていたが「徳島の学生だけの連で踊り込もう」との声が上がった。
今年6月末には徳島市の欧風産直市「とくしまマルシェ」で雷連と四国大学連が合同公演するなど連携を強め、高円寺でのデビューに向け準備を進めている。
合同練習の時間がなかなか取れないのが悩みだが、合同連連長の徳島大工学部4年田野量大さん(23)は「本番はしっかり声を出して、美しい踊りを見せたい」と話している。