徳島市は12日開いた市中心市街地活性化推進本部(本部長・遠藤彰良市長)で、市文化センター跡地(同市徳島町城内)を建設候補地とする新ホールについて、「大ホールは1500席程度」とする整備方針案を決めた。リハーサル室を備える半面、音楽団体などから要望の強い小ホールを外すなど、興行面での利便性を重視した。設計費を含む建設工事費は約79億8千万円(税込み)とし、2023年度中の開館を目指す。
 
 大ホールはコンサートなどの興行に対応でき、市民の音楽・舞台活動などの発表の場にも利用してもらえる規模を想定した。小ホールは設けず、市中央公民館などの周辺の既存施設を活用してもらうとしている。

 その他の機能では、舞台と同程度の広さで創作活動や小規模な発表の場にも使えるリハーサル室、ワークショップなどに対応できる活動室と会議室を整備する。エントランスロビーは音楽・芸能などに関する情報発信や交流など、気軽に立ち寄れる機能を持たせる。

 設計と施工を一括発注することで、整備期間短縮が期待できる「デザインビルド方式」を検討する。

 市の計画では、パブリックコメント(意見公募)を経て2019年6月をめどに基本計画を策定。工期は19~23年度の3年半程度とした。埋蔵文化財調査や敷地内を通る下水管の移設、解体中の市文化センターの杭の撤去なども並行して行う。

 整備方針案は市議会12月定例会で議論される。

 市は10月、有識者でつくる新ホール整備検討会議(会長・山中英生徳島大教授)に<1>大ホール1200席、リハーサル室、会議室<2>大ホール1200席、リハーサル室、活動室<3>大ホール1200席、小ホール300席、リハーサル室<4>大ホール1500席、活動室-とする4案を提示。さらに今月5日の検討会議の最終会合で「1200席以上の大ホールとリハーサル室を備える」との修正案を示した。

 検討会議は大ホールについて「他の機能を確保するのに無理のない範囲で、1200席を超えて多くの席数を確保してほしい」との意見をまとめていた。