徳島市長選は26日、選挙戦の最終日を迎えた。立候補している新人の小松格さん(70)、新人の遠藤彰良さん(60)、新人の立石量彦さん(40)、現職の原秀樹さん(60)=届け出順=の4人は朝から「最後のお願い」に繰り出した。沿道でドライバーに手を振ったり、街頭でマイクを握ったり。選挙カーからは「勝たせてください」「あと一歩」との絶叫が響いた。

◎小松さん

 午前9時すぎ、小松さんは徳島駅前から街宣活動をスタートさせた。「阿波踊りを世界遺産に登録することが徳島の真の活性化につながる」と強調し、通行人に支持を呼び掛けた。

 東新町商店街の西側入り口でもマイクを握り、新町西再開発事業について「音楽芸術ホールには反対していないが、商業ビルは必要ない。芝生のイベント広場を整備する」と持論を展開した。その後は住吉地区などに選挙カーを走らせた。

◎遠藤さん

 遠藤さんは午前7時半前から末広大橋北詰めの道路沿いに立った。次女の愛さん(23)や、プラカードを掲げた支援者と共に約1時間、ドライバーに手を振ったり頭を下げたりした。

 後藤田正純衆院議員も応援に駆け付け、幹線道路の交差点でつじ立ちを重ねた。徳島本町の交差点では、マイクを握って「新町西地区再開発事業は必ず白紙撤回させる。私と一緒に徳島市政を変えましょう」と声を張り上げた。

◎立石さん

 午前7時前から、立石さんは約1時間、吉野本町6の事務所前でドライバーに手を振った後、選挙カーで川内町へ。住宅街をくまなく回り、有権者の姿を見つけると駆け寄って握手を求めた。

 マイクを握ると、新町西地区再開発事業の白紙撤回を強調し「箱物に頼らない活性化策がある」「あと一歩でこの町が変わる。チャンスをください」と力を込めた。この後、音楽イベントが開かれている沖洲マリンターミナルに向かった。

◎原さん

 原さんは問屋町の選挙事務所で市議やスタッフら約40人を前に「市の持続的発展には私が必要だと、最後の一日、元気いっぱいに訴えたい」とあいさつし、選挙カーに乗り込んだ。

 住宅街で住民らを見掛けると、車から身を乗り出して何度も手を振った。福島地区では街頭演説をし「市政の改革は順調に進んできた。改革の流れを今止めるわけにはいかない。市の将来を託して」とドライバーに手を振りながら訴えた。