ラグビーの第98回全国高校大会徳島県大会最終日は17日午後2時5分から、徳島市球技場で城東対つるぎの決勝が行われる。城東が勝てば2年連続14度目の優勝で、全国大会(12月27日開幕・東大阪市花園ラグビー場)出場は12度目。つるぎなら現校名では2年ぶり3度目の頂点で、花園出場は旧貞光工・旧美馬商工時代を含め26度目となる。
両校は今年、県選手権、県春季大会、7人制全国大会県予選で対戦。3試合とも城東が30得点以上を挙げるとともに無失点で快勝している。県内公式戦で今季無敗の城東が優位と見られるが、つるぎは防御からリズムをつくり、勝機を見いだしたい。
第1シードの城東は2試合で22トライを挙げ、144点を記録。失点は12で攻守に隙がない。ナンバー8磯崎、LO久次米らFW陣の突進で起点をつくり、相手の防御が受けに回ったところで外に展開。CTB、WTBの渡辺、三木、春木らがトライを量産してきた。決勝も決定力のあるバックス陣にボールを回す機会を増やしたい。
第2シードのつるぎは2試合で113得点19失点。FWが攻撃の中心となり、ゴール前のラックやスクラムからナンバー8岡田、FL師水らがインゴールに持ち込むパターンを得意とする。攻撃力では城東が一枚上だけにディフェンスでしっかり体を当て、相手の前進を食い止められるか。接点でのボールの争奪戦も勝負どころとなる。