22日公示、7月10日投開票の参院選「徳島・高知」選挙区の立候補予定者による公開討論会(高知青年会議所主催)が15日、高知市の高知県民文化ホールであった。自民党現職の中西祐介さん(36)、民進、共産両党が推薦する無所属新人の大西聡さん(53)、幸福実現党新人の福山正敏さん(45)が、防災対策や若者の活躍推進をテーマに論戦を交わした。

 南海トラフ巨大地震などに備える防災対策について、中西さんは「けが人を運ぶためのインフラを整えないといけない」と述べ、高速道路や救急指定病院の整備に力を入れるとした。

 福山さんは「徳島より高知の方が津波被害が大きくなる恐れがある」と指摘し、高知で防潮堤の建設を進める必要性を主張した。

 大西さんは、徳島、高知両県の地理的な特性に合わせて対策を講じる考えを示し、「海上から物資輸送する備えも必要」と訴えた。

 若者の活躍推進を巡っては、福山さんが「子育て中の従業員に助成などをする企業に対しては減税をするべきだ」と強調。大西さんは「新しく1次産業に取り組もうとする若者を給付金で支援する」と述べた。中西さんは、奨学金制度の充実や待機児童の解消を最優先課題に挙げ「若い人たちが夢に向けて挑戦できる環境を整える」と力を込めた。

 地方創生については、大西さんが、国から地方への権限・財源の移譲を進める考えを示した。中西さんは、観光資源や農産物のブランド化の強化に取り組むとした。福山さんは雇用創出に力を入れるべきだと述べた。

 3人は、消費税増税や安全保障関連法についても持論を訴えた。

 討論会は9日の徳島市に続く開催で、約300人が参加した。