初めて合区で行われた7月の参院選の結果を受け、自民党の徳島県連と高知県連は8日、東京・永田町の党本部で会合を開き、合区の解消を早急に党本部に申し入れることを決めた。
徳島県からは山口俊一会長ら、高知県からは桑名龍吾幹事長ら計13人が出席。山口会長が「実際に選挙を戦ってみて、有権者の声を反映できない合区ほど不合理な制度はないと痛感した」とあいさつ。党本部に対して合区解消に向けて議論の場を創設するよう求め、全国知事会など地方6団体にも働き掛けていく方針を了承した。
取材に対し、山口会長は「次の参院選は3年後と年限を切られている。まずは党内で議論し解消への道筋をつけていくことが急務」と話した。