任期満了に伴う吉野川市長選は、10月9日の告示まで1カ月となった。これまでに立候補を表明しているのは、現職で4選を目指す川真田哲哉氏(68)=同市鴨島町鴨島=のみ。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて以降、県内では初の地方選、首長選として注目されるが、川真田氏の他に目立った動きは見られない。
川真田氏は、6月の市議会定例会の一般質問に答える形で「市発展のため、全身全霊を傾注することを固く誓う」と出馬表明。3期12年に取り組んできた行財政改革、子育て・教育環境の充実といった施策を一層、推進する考えを示した。
6月定例会閉会後の7月ごろから、3期の実績と今後の目標をまとめたパンフレットを配り、支援者回りを続けている。近く、同市鴨島町内に後援会事務所を開き、今後はミニ集会も定期的に行う。
市議20人のうち、薫風会(6人)や志誠会(6人)を中心に、16人が支持する見通し。
立候補予定者説明会は15日、届け出書類の事前審査は30日にいずれも市役所で行われる。投開票は10月16日。今月2日時点の有権者数は3万6595人(男1万7213人、女1万9382人)。