任期満了に伴う吉野川市長選は、9日の告示まで1週間となった。立候補を表明しているのは、4選を目指す現職の川真田哲哉氏(69)=同市鴨島町鴨島=のみ。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて以降、県内で初めての地方選となるが、他に立候補の動きは見られず無投票となる公算が大きい。
6月の市議会定例会で出馬表明した川真田氏は、7月から3期の実績や今後の目標をまとめたパンフレットを配って支援者へのあいさつ回りを続けているほか、文化、スポーツ関係などのイベントに精力的に顔を出している。9月10日には同市鴨島町内に後援会事務所を開設した。
市議会は、最大会派・薫風会(6人)が川真田氏に推薦状を出している。残りの14人のうち10人も支持を表明している。
吉野川市長選は、前回(2012年)も無投票だった。
立候補の届け出は、9日午前8時半から午後5時まで市役所で受け付ける。投開票日は16日。9月2日時点の有権者数は3万6595人(男1万7213人、女1万9382人)。18歳は337人(男184人、女153人)、19歳は360人(男181人、女179人)。