新春の阿波路を駆ける第62回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)の開会式が3日午前11時から徳島市のホテルクレメント徳島で行われる。全16郡市(オープン参加の名東郡を含む)の代表が4~6日の3日間、43区間257・3キロ(第1日=16区間93・1キロ、第2日=16区間91・7キロ、最終日=11区間72・5キロ)で健脚ドラマを繰り広げる。

 開会式には16郡市の選手、監督ら約800人が出席。各郡市の紹介や優勝旗返還の後、永年出場競技者(男子10回以上、女子7回以上)16人を表彰し、吉野川市の大久保卓也主将が選手宣誓する。

 レース第1日の南方コースは2年ぶりに由岐コースが採用される。午前7時半、海陽町の宍喰橋をスタートし、徳島市幸町の新聞放送会館別館までの16区間でたすきをつなぐ。

 優勝争いは5連覇が懸かる鳴門市と、前回2位で5年ぶりの王座奪還を目指す徳島市に絞られそうだ。鳴門市は、大塚製薬勢と伸び盛りの大学生を一般の主要区間に配置し、タイム差を広げる構え。徳島市は選手層の底上げに成功し、先手必勝で逃げ切りを図る。

 2強を追う板野郡、小松島市、阿南市、美馬市の4郡市による3位争いや、入賞ラインをめぐる攻防からも目が離せない。