職員(右端)から新聞用紙作りを学ぶ児童ら=愛媛県四国中央市の大王製紙三島工場

 新聞用紙ができるまでを学ぶ「大王製紙工場見学・取材体験会」(徳島新聞社主催)が17日、愛媛県四国中央市の大王製紙三島工場であった。徳島県内の小学5、6年生と家族16組32人が、新聞用紙を作る大型機械や古紙リサイクル施設を見て回った。

 児童らは、古紙の汚れを落としてパルプに変える工程や、大型機械で新聞用紙にする幅約8メートルのロール紙が作られる様子などを見学。職員の説明を熱心にメモし、カメラに収めた。紙すきの体験もし、オリジナルはがきを作った。

 阿南市長生小5年の阿地しずくさん(11)は「長さ17キロの新聞用紙が固く一巻きになっているのに驚いた。聞いたことをしっかりまとめて記事にしたい」と話した。

 同工場は徳島新聞社などが使用する新聞用紙をはじめ、ティッシュペーパーや段ボールなど紙製品2万種類以上を生産している。

 児童の体験リポートは、12月16日付の週刊阿波っ子タイムズに掲載される。