【写真上】キャンプ初日から6対6のパス回しなどで軽快な動きを見せる徳島ヴォルティスの選手たち=高知県春野総合運動公園球技場【写真下】歓迎セレモニーであいさつする長島監督(中央)

 J2徳島ヴォルティスは22日、高知市の春野総合運動公園球技場で1次キャンプに入った。長島新監督が掲げる「アグレッシブ(積極的)かつコレクティブ(組織的)に戦う」ための基盤となる強靱な体づくりが最大のテーマ。選手たちは走り込むだけでなく、ボールトレーニングにも励み、約3時間みっちりと汗を流した。

 リオデジャネイロ五輪予選を兼ねたU-23アジア選手権に参加しているGK杉本とコンディション調整のため参加を見送ったDFアレックスを除く26選手が時折日の差すピッチに立ったのは午後3時。まずは全員でピッチの外周を約20分走った。

 ストレッチで入念に体をほぐした後、早速、ボールを使った練習が始まった。テーマは「前に運ぶ」。4人1組となって約5メートル間隔で縦に並び、順番にボールを送る際、正確なトラップからの素早いターンとパスの精度を強く意識した。新加入のFW渡は「縦に速い攻撃を目指す長島監督の意図を感じ取ることができた」と話した。

 6対6のパス回しやミニゲームも行い、ボールの感触をしっかり確かめた後はフィジカル強化。上半身を中心に約1時間の筋力トレーニングに励み、初日のメニューを終えた。徳島で7年目を迎えたDF橋内は「今年は自分の中でも勝負の年。けがをしないためにも、しっかりと体づくりに取り組みたい」と意気込みを語った。

 長島監督は「全員が集中して高い意識で臨んでくれた。雰囲気も良く、いいトレーニングができた。1次キャンプの狙いは体づくり、ボールワーク、そして組織づくり。積極的に自分の良さを出してもらいたい」と期待していた。

 1次キャンプは30日まで。29日は午後1時から四国リーグの高知Uトラスターとアイゴッソ高知が統合した新チーム・高知ユナイテッドSCと今季初の練習試合を行う。

 ◎長島監督、J1復帰へ決意新た

 徳島ヴォルティスの高知1次キャンプ地となる春野総合運動公園球技場で22日、歓迎セレモニーがあり、選手ら一行約40人が高知県や高知市、県観光コンベンション協会の関係者ら約20人の出迎えを受けた。

 ポンカンやイチゴなどの地元特産品がチームに手渡された後、高知県サッカー協会の竹崎謙会長が「長島新監督を迎え、カルリーニョス選手ら新戦力も加わった。四国の代表として、J1復帰を期待している」と激励。長島監督は「期間中、快適な環境で選手と過ごすことができる。高知の皆さんにも喜んでいただけるような結果が出せるよう、力を合わせて頑張っていく」と感謝と決意を述べた。