フィジカル強化のためサーキットトレーニングに励む徳島の選手たち=高知市の春野総合運動公園球技場

 J2徳島ヴォルティスの高知1次キャンプ第2日は23日、春野総合運動公園球技場で行われ、リーグ戦42試合を戦い抜くためのフィジカル強化に本格着手した。故障者が相次ぎ、本来のパフォーマンスを発揮できずに終わった昨季の反省から「上半身と下半身のバランスが取れた体づくり」に力点が置かれ、選手はサーキットトレーニングやボールワークなどに精力的に取り組んだ。

 昨季は、けがで長期離脱する選手が延べ16人も出た。ランニングで培われる下半身の筋力に比べて上半身の筋力強化が追い付かず、体のバランスを崩したのが原因の一つだった。そのことを踏まえ、フィジカル担当のカルロスコーチは「単に負荷を掛け続けるのではなく、選手一人一人の状態を見極め、めりはりを付けたメニューを組んでいる」と、トレーニングの量と質のバランスの大切さを強調する。

 午前は主にランニングと体幹強化に時間を割いた。午後は体の強度、安定性、復元力を養うバランスサーキットトレーニングを実施。選手はバランスシートに乗った状態でパスを出したり、腰にゴムチューブを巻いてサイドステップを繰り返したりした。その後、狭いピッチで行われた8対8では素早い攻守の切り替えを意識した。全身を満遍なく鍛え上げるメニューに長島監督は「走るだけでも筋力や持久力はつくが、サッカーの要素を取り入れながら、実戦でより動ける体づくりを目指す」と話す。

 プロ2年目のMF佐々木陽は「上半身の筋トレも行っているので、既に全身が筋肉痛。でも開幕をいい状態で迎えるための準備」と表情を引き締める。

 昨季は攻撃の起点として活躍しながらも2度の故障に泣かされたMF木村は「状態は上がってきているが、無理をしてけがをしては意味がない。スタッフとコミュニケーションを図りながら、体をつくっていきたい」と話していた。