ゲーム形式の練習で激しく競り合う岩尾(左)とカルリーニョス=高知市の春野総合運動公園球技場

 J2徳島ヴォルティスの高知1次キャンプで、新加入したカルリーニョスと岩尾の両ボランチが切磋琢磨(せっさたくま)している。「自分のパフォーマンスをしっかり出す」。既存選手も加え、中盤のレギュラー争いの激化が予想される中、第4日の25日も春野総合運動公園球技場で2人は巧みなパスワークを見せた。

 J2大宮から移籍してきたカルリーニョスは、左足から蹴り出される強く精度の高いパスが持ち味。J2水戸から来た岩尾は、パスとキックの正確さに強いこだわりを見せる。

 2人に求められているのは、昨季1745本のパスを出し、中盤で存在感を見せたエステバンの穴を埋めること。昨季のパス数はカルリーニョスが2739本、岩尾が2653本。ともにチームトップのパス数を誇り、徳島でも中盤の推進力として期待が懸かる。

 12対12の15分ハーフで行われたゲーム形式の練習では、それぞれ右のボランチで出場。ゴールは生まれず、得点に絡むことはなかった。

 ゲーム後の自己評価で岩尾は「プレーの精度や判断の部分で、まだ周りと合っていない」。カルリーニョスも「パスミスが多い。パスの成功率を上げていけば、チームの状態も良くなると思う」。それぞれ、反省点や課題を口にしながらも、仲間との連携を生み出すことを最優先に、技術を磨くことを誓う。

 長島監督は「今は競争というより、互いに刺激し合って高め合う時期。2人とも動きはいい。前にボールを運ぶ意識もしっかりと持ってくれている」と評価していた。

 1次キャンプは折り返しを迎え、選手は午前中で練習を終えて午後から休養した。26日午後1時から練習を再開する。29日午後1時から高知ユナイテッドSCと同球技場で今季初の練習試合を行い、30日に1次キャンプを終える。