ラグビーの普及・振興を目指し、連携協定を締結した四国大と県ラグビー協会の関係者=四国大

 四国大学(徳島市応神町)は4月、中四国の大学で初となる女子ラグビー部を創設する。部活動を通じて、競技の普及・振興や競技力向上を目指す。創設を前に、四国大と県ラグビー協会が27日、指導体制のサポートなどを含む包括的な連携協定を締結した。

 部員は創部後に募ることにしており、2016年度はタッチラグビー部員(約30人)らに入部を呼び掛ける。大会出場など本格的な活動は17年春以降となる見通し。

 四国大はスポーツをキーワードとした大学づくりを進めている。現在は陸上、弓道、女子サッカー、女子バレーボールの4競技がスポーツ分野特別入試(推薦入学)の対象となっているが、16年度の学生募集(17年度入学生)から女子ラグビーも対象に含める。

 監督は県協会と相談して人選を進める。顧問は英国出身で、四国大国際文化学科のフェネリー・マーク准教授(47)。8歳からプレーし、来県後も県内のクラブチームや教員チームで活躍してきた実績があり、当面の指導を担う。

 ラグビーは昨秋のワールドカップ(W杯)で男子の日本代表が活躍し、県内でも一躍、脚光を浴びるようになった。女子7人制は8月のリオデジャネイロ五輪から五輪の正式競技となり、日本代表がすでに出場権を獲得している。10月の岩手国体でも新たに採用されることになっており、活躍の場が広がっている。

 四国大であった調印式には、関係者12人が出席。協定書にはラグビーの振興や競技力向上、指導者育成のほか、技術情報の交換、共同事業の実施、施設の利活用などで両者が協力することを盛り込んだ。

 松重和美学長は「将来的には五輪、国体で活躍できる選手の育成を目指したい」と話した。県協会の北島勝也会長は「19年のW杯日本大会に向けて、ラグビー熱を高めるきっかけにもなる」と歓迎した。

 四国大などによると、国内で女子ラグビー部があるのは、四国大を除いて7大学。高校は15年春に創部した鳴門渦潮高を含めて10校ある。