実戦形式でチーム戦術を高める徳島の選手たち=宮崎市の県総合運動公園ラグビー場

 J2徳島ヴォルティスは3日、宮崎市の県総合運動公園ラグビー場で2次キャンプ2日目の練習を行った。1次キャンプで鍛えた体を実戦向きに整えていくためにボールトレーニングの時間を増やし、対人形式で攻守の動きを確認。縦に速い攻撃だけでなくサイドからの崩しを織り交ぜ、ピッチの奥行きと横幅の両方を使った攻めのパターンを体に覚え込ませた。

 「2次キャンプ終了時までに、開幕を迎えられる状態にいったん仕上げる」。1次キャンプ前に長島監督が語った言葉通り、これまでのフィジカルトレーニング中心のメニューから実戦的なボールワークに時間を割くようになった。

 1次キャンプの練習試合では縦パスを軸とした攻めで9点を奪ったが、前に急ぎすぎてパスが合わない場面もあり、状況に応じていかにサイドを使うかが課題として残った。このため、この日の午後はサイドから攻め込む形を反復練習。2対2、3対3、4対4と人数を増やし、攻める側はパスをつないでクロスを入れ、守る側はパスカットやクロスのブロックに体を張った。

 また、10分ハーフの紅白戦では1本のロングパスでサイドチェンジを試みるなど、ピッチの横幅を十分に生かす意識付けを徹底。パスの供給元となっていたMF井澤は「練習試合で出た課題がしっかりとフィードバックされている。実戦を重ね、より良い状態に仕上げていきたい」と意気込む。

 長島監督は「縦と横をうまく使い分けることで攻撃の幅が広がっていく」と状況判断力と視野の広いプレーの必要性を挙げた。