実戦形式の練習で競り合うサイドハーフの佐々木一(右)と木村(右から2人目)=宮崎市の県総合運動公園ラグビー場

 J2徳島ヴォルティスが宮崎市の県総合運動公園ラグビー場で行っている2次キャンプは7日で第6日目。折り返しを迎え、各ポジションでレギュラー争いが本格化している。持ち味を発揮しながらチームの戦術を理解、実践できる者だけが手にするスタメンの座。開幕まで3週間、サバイバルレースは続いていく。

 キャンプに参加していないDFアレックスを除いた27選手のポジションの内訳はFW5人、MF9人、DF9人、GK4人。誰もが望む開幕スタメン11枠をめぐって、しのぎを削っている。

 中でもサイドハーフ(SH)2枠の戦いが熱い。この日、別調整だった金京中(キム・キョンジュン)が全体練習に部分合流し、SH候補5人が出そろった。

 昨季、攻撃の起点として存在感を発揮したものの故障に泣いた木村と内田のほか、エースナンバー10番をつけながら1得点に終わった大崎、プロ2年目で一皮むけたい佐々木陽、昨季は出場4試合にとどまった佐々木一と、いずれも今季に懸ける思いは強い。

 SHに新加入はおらず、互いに手の内を知り尽くした仲間との競り合いに佐々木一は「持ち味のスピードを出すことができれば開幕スタメンを狙える」と話し、佐々木陽も「昨季は無得点に終わった。今季は内容よりも結果にこだわる」と意欲を見せる。

 基本システムとして考えている4-4-2だけでなく3-4-3や4-1-4-1を練習で試しており、陣形が変われば担う役割も変化する。最適な組み合わせを模索している長島監督は「最終的には結果の出せる選手を選ぶ。とはいえ時間は限られている。まだ試したいことがある。今は全員が横一線で白紙の状態だ」。9日の長崎戦、13日の山口戦とJ2勢との練習試合を経て、絞り込みを進める。