12月30日に開幕するサッカーの第97回全国高校選手権の組み合わせ抽選会が19日、東京都内で行われ、2年ぶり16度目の出場となる徳島県代表の徳島市立は初戦の2回戦で、2年連続6度目の出場で前回準優勝の流通経大柏(千葉)と対戦することが決まった。試合は大会第3日の1月2日午後0時5分から、千葉市のフクダ電子アリーナで行われる。
前回覇者の前橋育英(群馬)は、初戦の2回戦(1月2日)で宇和島東(愛媛)と対戦する。夏の全国高校総体準優勝の桐光学園(神奈川)と同8強の大津(熊本)が1回戦でぶつかる。開会式後の開幕戦は駒大高(東京B)と那覇西(沖縄)が対戦する。選手宣誓は瀬戸内(広島)の佐々木達也主将が務める。
「しっかり準備」
初戦で前回準優勝の強豪・流通経大柏との対戦が決まった徳島市立の関主将は「体格、スピード、技術のどれもレベルが高く、大学生を相手にするような感覚で戦うことになる」と警戒感をにじませた。
流通経大柏は堅守が持ち味で、千葉大会決勝トーナメント4試合での失点は1点のみ。ユース世代最高峰のU-18(18歳以下)プレミアリーグEASTでも現在3位につけており、勢いがある。
徳島市立としてはいかにピンチをしのぎ、カウンターで好機をものにできるかが鍵。8強入りを目指す関主将は「勝利できれば勢いづく。残り約1カ月でしっかり準備する」と力を込めた。