開幕戦での勝利を目指し、練習に励む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ(秋月悠撮影)

 J2は28日、各地で11試合が行われ、2016シーズンが開幕する。徳島ヴォルティスは午後4時から千葉市のフクダ電子アリーナで昨季9位の千葉と対戦する。2年続けて目標に掲げる「2位内でのJ1自動昇格」に向けた大事な初戦。12年以来、4季ぶりとなる白星スタートを飾り、一気に波に乗りたい。

 26日、板野町の徳島スポーツビレッジで千葉を想定した紅白戦(非公開)を実施。連係を確認し、メンバーが絞り込まれたと見られる。1月のチーム始動から磨いてきた、攻守に積極的で切り替えの速いサッカーを披露する本番を迎え、主将の濱田は「やっと始まる。千葉は能力が高く、技術のある選手がそろっている。そんな相手に、自分たちのサッカーがどれだけできるか楽しみだ」と抱負を語った。

 千葉は昨季、15勝12分け15敗(勝ち点57)で、J2では過去最低の9位に終わった。オフには選手を大幅に入れ替え、チームの変革を図った。3年目を迎えた関塚隆監督の下、7年ぶりのJ1昇格を目指す。J2経験豊富なFW船山やJ1柏から移籍のDF近藤ら力のある選手をそろえ、プレシーズンマッチでは4戦4勝と好調を維持する。千葉県出身の選手も多く、ホーム開幕戦に懸ける思いは強い。

 同じ4-4-2システムの千葉に対し徳島は、マッチアップする相手に球際で競り負けずにボールを奪い、主導権を握ることができるか。キャンプから意識してきた素早い切り替えを徹底し、相手が得意とするカウンターを封じることができるかもポイントとなる。

 昨季、千葉から1ゴールを奪った長谷川悠は「今年はより積極的にボールに絡めている。相手は強いが、ゴール前に数多く顔が出せるようにしたい」と闘志をみなぎらせる。長島監督は「開幕戦だからと意識しすぎることはない。恐れずチャレンジ精神を出していくだけだ」と話している。